以下に,分散ソフトウェアシステム研究室でのGitLabの使い方を解説する.
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初期設定
- GitLabをブラウザでアクセスする.
- ログインする(新規ユーザは個別に作ってもらう).
- My Profileをクリックする.
- 名前,e-mailを入力し,その他の情報は適宜埋める.
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SSHの公開鍵設定
GITを使うには,利用するPCの公開鍵を登録する必要がある.以下の手順で公開鍵を作成し,gitlabに登録する.
- コマンドプロンプトでssh-keygenを実行する.デフォルトでは${HOME}/.ssh/id_rsa, ${HOME}/.ssh/id_rsa.pubが作成される.
- id_rsa.pubが公開鍵になるので,このファイルをviなどで開き,内容をコピーする
- My Profileをクリックし,”Add Public Key”ボタンをクリックしてキーの登録画面を表示する
- Titleにはキーを識別できる何らかの文字列を入力し,Keyの欄に,コピーしたキーを貼り付けてSaveをクリックする.これでエラーが出ていなければ,キーの登録が完了する
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プロジェクトの作成
4年生は,1年間を通し,様々なものを作成していきます.そのため,研究室の活動で作成するすべてのものを1つのディレクトリで管理します(もちろんサブディレクトリを作成して分類します).例えばmygrad_projectのようなフォルダを作成し,次のような構成でフォルダ分けすること原則とします.しかし,研究室で行っているプロジェクトの一部を作成する場合などはこの限りではありませんので,個別に対応します.
- mygrad_project -> 親ディレクトリ
- mygrad_project/book_resume -> 輪読用の資料
- mygrad_project/rinkou -> 輪講の資料
- mygrad_project/intermediate/ppt -> 中間発表のプレゼン資料
- mygrad_project/intermediate/resume -> 中間発表のレジュメ
- mygrad_project/final/ppt -> 卒論発表のプレゼン資料
- mygrad_project/final/resume-> 卒論発表のレジュメ
- mygrad_project/final/thesis -> 卒論
- mygrad_project/programs/{aaa/bbb/ccc} -> 卒論で作成するプログラムなど(aaa,bbbはそれぞれフォルダ)
このように,mygrad_project以下にサブディレクトリを作成して分類しますが,サブディレクトリは随時追加していけばよいです.ここでは,全ての親ディレクトリとなるmygrad_projectを以下の手順でプロジェクトとして作成します.
なお,このままだと全員同じフォルダ名(mygrad_project)になってしまうので,実際に作成し共有するときには,mygrad_xxxxxのxxxxに当たる部分は自分の名前,または苗字,学生番号にして重複しないようにしてください!
- DashBoardをクリックし,その次にprojectsをクリック,そして「New Project」をクリックする
- プロジェクト名を例えば「mygrad_project」と入力する(これがディレクトリ名になる).
- Namespaceに自分の名前(アカウント登録の時につけた名前)であることを確認し,「Create Project」をクリックする.
- プロジェクトの作成が成功すると,PCで実行するべき指示が表示される.
- Git global setup:にあるように,PCのコンソールでコマンドを実行する.
- Create Repository:にあるように,ローカルにフォルダを作り,指示通りコマンドを実行する.なお,フォルダを作る場所はどこでも良いが,忘れないようにすること.また,フォルダを移動することはいつでもできる.この作業は,PCにフォルダを作り,プロジェクトに1つファイル(README)を追加し,gitlabと同期する作業を意味している.
- Dashboradをクリックし,右のprojectsタブに,今追加したプロジェクトがあることを確認する
- 自分のプロジェクトを選択し,Filesタブをクリックする.そして,今追加したREADMEファイルが存在することを確認する.
- 「Settings」タブをクリックし,その後「Term」タブをクリックする.
- 「New Term Member」をクリックする.
- Peopleに福田(Hiroaki Fukuda)を追加し,Project Accessは「Reporter」を選択してAdd Usersをクリックする
以降,このプロジェクトにファイルを追加し,適宜gitlabと同期することによって,いつPCが壊れてもサーバにバックアップが作成されることになる.また,複数のPCで同期することも可能となる.
- テンプレートはこちらから